クレヨンしんちゃんホラー「フランス人形の怖い話」【後編】
なんと人形が意思を持っていたのだ。
人形は宙に浮き、
物を大切にしない人間が憎いらしく、
唯一大切な友だちになってくれたひまわりだけを
自分と同じ世界に連れていくつもりだと言う。
異空間と化した野原家で
しんちゃんとみさえはそれまで
さんざん散らかしてきたおもちゃたちに逆襲される。
そこでヒロシが家に到着するのだが、
どうにも不思議なことに
玄関の扉が開かなくなっている。
巨大化した怪獣のおもちゃに
踏まれそうになるしんちゃんとみさえ。
だが、
そこで場面は切り替わり、
みさえの夢だったということになる。
いつの間にかゴミ捨て場に
戻されていたフランス人形は、
ゴミを漁りにきた野良猫を睨みつけ追い払い、
不気味に笑うのだった・・・
…というのが
「呪いのフランス人形だゾ」の内容である。
最後、みさえの夢だったことになるのだが、
起きたみさえがしんちゃんたちを呼ぶのだが返事を待つことなく
場面が切り替わってしまい、無事であることを確認できたのが
みさえだけであった点に不安が残る。
これは完全にみさえの夢だったのだろうか…など、
考えるほど怖い話となっている。
1999年に放送された方の内容は省いたが、
冒頭部分でマサオくんの説明が入り、
怖い雰囲気を煽ってから本編のオチまでの流れが面白いのと、
フランス人形のジャークの声が
とてもかわいいので是非1度見ていただきたい。