なぜ作り手側が
そんな嘘の都市伝説を使って話を作るのか?
多分、言ってしまえば
これもクレーム対策のうちなのだ。
番組を見た子どもがカスカベ都市伝説を信じて、
怖がったりイタズラをしたりして親御さんに
その対処に追われて怒りのクレームを出されたときに、
「このカスカベは実在の春日部と違い、
カタカナ表記なので嘘の土地名となっています。
よってこの都市伝説自体、嘘の都市伝説なんですよ」…
と言って、
親御さんに子どもたちに怖がらないよう
伝えることによってスムーズに対応できる。
なんだかつまらない話だと
思う人もいるかもしれないが、
作る側がそこまで意図して作らないと、
クレヨンしんちゃんのような子どもたちの見る
テレビ番組を継続させることが難しい社会なのだ。
そんな嘘の都市伝説をあつかった
「カスカベ都市伝説シリーズ」だが、
怖い話にしてはコミカルな部分が多く、
笑い所も存分にあるので、
楽しんで見ることができる。
見たことの無い方は、
是非、1度目を通して見てみるのも
いいのではないだろうか。