数多くの噂はあれど、
しんちゃんはハチャメチャな5歳児として
お茶の間の人気者となっていることには変わりないのだ。
しかし、
近年のしんちゃんは
そのハチャメチャな部分が
少なくなってきている。
放送当初から子どもに
見せたくない番組として挙げられるなど、
注目されていたクレヨンしんちゃん。
放送当初のしんちゃんは超問題児と称しても、
差し支えないほどのハチャメチャぶりであった。
大人になってから放送初期のクレヨンしんちゃんを見てみると、
しんちゃんの子どもらしさがとてもリアルに描かれていて、
そのしんちゃんのするイタズラが生々しく感じられるのだ。
個人的に覚えているびっくりした話は、
しんちゃんが「花火をしたい!」と主張するも、
両親がテレビに夢中で応えてくれないとき、
しんちゃんはなんと台所へ行き、
ガスコンロで花火に火をつける、
というものだった。
下手すれば火事になってしまうところである。
大人から見るとゾッとする怖い話だが、
子どもであるしんちゃんの花火への必死さに、
幼心に懐かしさを感じた。
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